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相手が誰かってそんなに大事なの?

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みなさん、いらっしゃいませ。

これもとても大切な問いです。
誰に向かって言葉というボールを投げるのでしょう。
そして、その相手が受け取りやすいボールかどうか、
どうやって判断するんでしょう。

この問いをきちんと考えると、
読んだ人に「議論に飛びのないわかりやすい文章だった」と思ってもらいやすくなります。

たとえば、お母さんとの会話を考えてみましょう。
学校であったことをお母さんに伝えます。
同じクラスの花子さんという新しいお友達ができたとします。
花子さんって子がいてね、こういう子なんだと、
花子さんの説明から始めるでしょう。
だって、お母さんは花子さんって子がいることを知らないから。

同じ内容を学校の別の友達にするとします。
花子さんの説明しますか?
しませんね。
この場合は、説明を省略していいんです。
話す相手がわかっていることだからです。

つまり相手によって、説明内容を加えたり、減らしたりしなくてはいけないということなんです。

ちなみに、お母さんとの会話であれば、
お母さんにとってわからないこと(今日学校で決まったクラスの決まりとか)がでてくると、
おかあさんはあなたに質問をしてくれます。
あなたの話は説明不足だったので、
議論展開に飛びがあったからです。
あなたは、質問に対して答えを言うでしょう。

しかし、文章で伝えるとき、あなたに説明を加えるチャンスがあるでしょうか?
文章は1セットを渡してしまうと、
相手に渡しっぱなしになります。
あなたの説明不足が原因で、相手がわからないところが出てきても、
相手はあなたに質問できない
つまり、わからないところはそのままになってしまいます。
わからないので、「はい、さようなら」とされてしまいます。
どうすればよいでしょうか。

渡した文章にあらかじめ、
相手のわからなさそうなところは先回りして
説明を加えておくしかありません。

なぜなら、あなたは紙から出てきて、説明することはできないのですから。

そもそもあなたの書きたい、
あなたしか書けない、あなたの思いついたことなど、
他の人は誰も知らない内容です。
考えた根拠などをきちんと書かないといけません。
きちんと順序立てて説明しないと、
「突拍子もないことを書いてあるなあ」と思われて、わかってもらえません。
わからないと、賛成も、賛辞もありません。

このとき、相手がどれくらいの内容をわかっていて、
どの内容からわかってないだろうか
ということを考えて、
どれくらいの理解程度の相手(先の例のように知能の問題じゃありません)を
文章を読んでもらう相手として決めるかが大事になります。
これが想定読者です。

このように、文章では後出しで説明を加えられないので、
想定読者を思いやりつつ、文章を書くと、
スムーズに事は運ぶと思います。

では、予定通り長い文章ってどう書くの?について、
次のページで説明しましょう。





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