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春きぬと 人はいへども うぐひすのなかぬかぎりは あらじとぞ思ふ



分析
春きぬと 人はいへども うぐひすのなかぬかぎりは あらじとぞ思ふ 分析



解釈

分析の通り、人は春が来たと言ってるけれど、鶯が鳴かない限り春だなんて思わないよという歌。




歌意

春の初めに詠んだ歌

春が来たと人々は言うけれど、鶯が鳴かない限りは春が来てないだろうと強く思う

壬生忠岑




感想

この人の場合は、春というのを暦の上での春というより、
自然界の春らしい様子の方で捉えているらしい。
「こんなの春じゃないもんね〜」と駄々をこねているようにも見えるが、
人の言うことより自分の肌感覚を優先する頼もしい人とも言えるだろう。
わからないものはわからないとはっきり言いそうである。



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