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花のかを風のたよりにたぐへてぞ 鶯さそふしるべにはやる



分析
花のかを風のたよりにたぐへてぞ 鶯さそふしるべにはやる 分析



解釈

花の香りがしたら、山奥の鶯が来て鳴くかなあ。風に乗せて呼んでみよう。という歌。

注)
寛平元年(889年)〜寛平5年(893)の間に宇多天皇の母后班子女王が主催の歌合。1巻。




歌意

寛平の御時に、后様のご主催なさった歌合の歌

花の香りを風に便りとして載せて、鶯を誘う導きにしよう

紀友則




感想

ただ単に鶯に「鳴け鳴け〜」と上から目線で命令して言っているだけでなく、
まだ来ない鶯を花の香りで呼び出そうというのがいい。
「春が来たよ〜」とお知らせしているのか、
「好物の梅の花が咲いたぞ」と言っているかまでは不明だけれど。
風に呼びつけに行かせるのもいいアイデア。




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