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> 16. 野辺ちかくいえゐしせれば うぐひすのなくなるこゑは あさなあさなきく
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卑官の人の歌らしい。
東国の方言を使っていることから、東国の田舎に住んでいる人らしい。
鶯の鳴く声なぞこの耳で毎朝毎朝(しつこいぐらいに)聞くと強調して言っている。
任官の関係でいるらしく、
都の人が鶯が鳴いた鳴かないで大騒ぎをしているのを念頭に入れて、
「どーってことないぜ」と息巻いている。
とにかく東国への任官が気に入らないんであろう。
題不明
野山のそばに住まわされていれば、鶯の鳴く声なぞ、この耳で毎朝毎朝聞きますよ
詠み人知らず
かなり上から目線で、都の人の気分を逆なでしそうなのは確かであるので、
どういった経緯で詠まれた歌かをぜひ知りたい。
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