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梅の花 たちよる許 ありしより 人のとがむる かにぞしみぬる



分析

梅の花 たちよる許 ありしより 人のとがむる かにぞしみぬる
分析



解釈

着物に梅の香りがついたがために、
誰と抱き合ってきたのかと浮気を疑われて、ションボリしている歌。




歌意

題不明

梅の花のそばに立ち寄ったぐらいの時間しかいなかったのに、
奥さんの咎めるほどの香りが着物に染みついてしまったよ

詠み人知らず





感想

事故とはいえ、辛いですなあ。
浮気してないのに、浮気を疑われるのは辛いですね。
事実のみを詠んでいるのですが、「立ち寄るくらいの"ちょっとの”時間」という表現や、
「香にぞ」の「に」「ぞ」などに、
「僕悪くないのにあんまりだ」という気分がありありと出ています。

ちなみに、奥さんに言われて、
僕は白だとシラを切っている可能性もあります。




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