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古今和歌集 TOP
> 37. よそにのみ あはれとぞ見し 梅の花 あかぬいろかは 折りてなりけり
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木に咲いている花(遠いところにある花)を今まで素敵だと思っていたけれど、
枝を折って、手元においてこそ本当の素晴らしさはわかるという歌。
題不明
遠い他の場所にあるときでも、しみじみととても良いと思っていた梅の花(だが)、
その飽きの来ない素晴らしい花の形色と香りは折ってからわかるものだなあ。
素性法師
本当の価値(真贋)は手元に置いて初めてわかるもので、
梅の花が素晴らしい方のものであるというのはわかる気がする。
梅の花を誰か女の人というように解釈することもあるようですが、
「女の人を手折って手に入れる」という表現(行為)は好きではないので、採用しません。
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