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根本の根





なんで勉強するの? その4


ズバリ、商売をして、食べていくため。

商売というのは「その人が必要な時に必要としているものを、渡す」ことなんだ。
その対価として、お金をもらうことになっている。
お金というのはとりあえず、相手の欲しい物になる元になる物を渡すということで、
物々交換でお互い満足するならば、物々交換で良い。

ただし、どうも取引をする両者にとって公平でないと、お互いに気分が悪くなるのが、
人間の持っている性質にあるようなので、
(「NHKスペシャル ヒューマン なぜ人間になれたのか 第4集 そしてお金が生まれた 2012年放送」 参照)
同じくらいの価値のある物同士で交換することになる。

そして、自分の身の回りの物や環境を全部自分で作ろうとすると、
全ての技能を身に付けないといけないし、
道具をそろえないといけないしで、
時間効率があまりに悪いので、
専門の〇〇屋さんというのになって、
お互いに自分のできることで価値提供しながら、
生活しているのが僕たちの一般的な生活なんだ。

ということは、他の人には難しい、または、訓練していない人には難しくて時間がかかることを、
自分にはとても楽にできて、他の人よりも時間をかけずに上手に安全にできるのであれば、
商売として成り立つはずなんだ。

そして、よくよく店で売られている商品を見るとわかるかもしれないけれど、
商品として皆に認めてもらえる、
そして、その商品を買って使ってくれる人に対して責任を持てるレベルになっていないと、
誰も買ってはくれないんだ。
そして、自分の信用や生活の糧を守りにくくなる。

まず、いい物を作らないといけない。
販売路はそれからできていくはずなんだ。

ということで、特技がないと、
自分らしく商売できないことになる。

技術というものはいったん身に付けると、
自分のものだ。
時代が進んで、古びてしまうことはあるけれど、
なくなってしまうことはない。

技術改善は常に必要だよ。
他の人と差別化できなくなったら売れないからね。
だから、喜んで学習したい内容じゃないと、嫌いな仕事についても自分が困っちゃうんだ。
一生、嫌いなことを学習することになるから。

自分の好きなことを仕事にしないといけないよ。

ちなみに、大人になったら、
プロになっている人とプロになっていない人に分かれる。
プロになっている人はプロになるためにやってきたこと、
プロになって見ている風景が違うから、
あからさまに差別はしないけれど、
やっぱりプロになっていない人とはあまり付き合わない。
実は、一人前の人とは思ってもらえないんだ。
プロになっていない人はプロの人とどれだけ差があるかわからないから、
(経験していないから)
気が付かないでいるようなんだけれどね。

きちんと対外的に責任を負えているというのも重要だよ。
プロじゃないと責任が負えないから。
「できることはできる」、「できないことはできない」ときちんと言うのは
自分の信用を守るために必要なリスク回避になるので、
仕事をするうえで重要なことだ。

という現実もあるから、
何かしら○○屋さんと言われるようになった方が楽しいと思うよ。



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