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12.“同様に”ってどういうときに使うの? 


ズバリ、別のものが全く同じ状況のとき。

「花子さんがショートケーキを食べて、おいしさのあまり飛び上がって、
花子さんの隣に座っている太郎君をどついてしまった。」としよう。
「次郎君もマロンケーキを食べて、おいしさのあまり飛び上がって、
次郎君の隣に座っている三郎君をどついてしまった。」とすると、
このように書かれる。
(この場合、動きは全く同じとする。)

花子さんがショートケーキを食べて、おいしさのあまり飛び上がって、
花子さんの隣に座っている太郎君をどついてしまった。
次郎君も同様にマロンケーキを食べて三郎君をどついてしまった。

というようになる。

最初の二つの文について、
花子さんの場合を①、次郎君の場合を②とすると、
①と②で異なるのは、
動作者である「花子さんと次郎君」、
食べたケーキ「ショートケーキとマロンケーキ」、
隣の人「太郎君と三郎君」のみだ。

つまり、①の文の「花子さん」、
「ショートケーキ」、「太郎君」をそれぞれ、
「次郎君」、「マロンケーキ」、「三郎君」に書き換えると
②の文の状況になる。
アニメーションを作るならば、
それらを差し替えるだけで十分なんだ。

このようなとき、「同様に」という言葉が閊える。
具体的には、二人の動作は同じで、
動作について「同様に」という言葉が使われているんだ。

数学にあてはめると、
三角形ABCと三角形DEFの辺がそれぞれ対応しているときに、
「同様に」と使うならば、
その頂点の記号だけ差し替えれば同じ議論が成り立つというときのみ
「同様に」という言葉が使える。


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