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4.証明が面倒くさい
ズバリ、自分の説を自分で正しいと証明できるようになろう。
誰かの言ったことではなく、自分の頭で気が付いたことを人に言うとき、
どうしたら良いんだろうか？
間違ったことを言うと相手の迷惑になるだけでなく、
デマを言ったということになり、自分の信用を落としかねません。
「あいつ、いっつもペラペラと吹くけど、正しかったことがねーや。」と
言われてしまって、誰からも信用してくれなくなったら大変です。
ということで、自分の説が
「明らかな事実、公理、定理などに基づいて、論理的に正しく導かれた結論である」
ということを述べて、自分で自分のことを弁護しなくてはなりません。
相手に自分の説を正しいと理解してもらうのに、証明のスキルは必要なんです。
数学での証明問題というのは、その訓練のためにあるので、
きちんと根拠を述べつつ、論理的に結論を導いてください。
あ、解答の最初に「〇〇において」、
例えば、「三角形ＡＢＣと三角形ＤＥＦにおいて」という
文言を書くのが面倒くさいあなた。
この話題の多い、神羅万象の存在するこの世において、何について話すのか相手に伝えず、
中身だけを話しても誰も話についてきてくれません。
例えば、ゲームの内容だけ友達に話しても、相手が何のゲームかわからないと
自己中に独り言を話しているだけになってしまいます。
それは、健康なお友達付き合いとして困りますよね。
そういうことを、テストで採点官の先生相手に
盛大に展開してしまうということになるのです。
「あなたなら（どういうあなたを想定しているのか知りませんが）
私の言いたいことわかってくれるよね」という態度は
赤の他人では通用しないので、何について述べるのか明らかにする癖をつけましょう。
（例えば、コンビニのレジ打ちをしたとしましょう。お客さんは見ず知らずの人です。）
君は、他の人に自分の正しさを君の言葉と君の証拠で証明しないといけないんだ。
そういうときに、証明のスキルは君にとても役に立つと思うよ。
さあ、証明のスキルを現実の問題よりも単純化されている数学の問題で
トレーニングしようじゃないか。
2017.10.06 英語版での改良にあわせて変更を加えました。
