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折りつれば 袖こそにほへ 梅の花 有りとやここに うぐひすのなく



分析

折りつれば 袖こそにほへ 梅の花 有りとやここに うぐひすのなく
分析



解釈

梅の枝を折ったらば、袖に香りが移って、
梅の花の匂いがするものだから、
鶯が間違えて寄ってきて鳴いているよという歌。




歌意

題不明

梅の枝を折ったので、袖が梅の花の匂いがしている(からか)
梅の花がここにあるのではないかと鶯が来て鳴いているよ。

詠み人知らず





感想

いくらなんでも、鶯だって花があるかどうかわかるだろうとは思うけれど、
とにかく鶯が来て良かったねという感じである。
「にほへ」が命令形なら、「袖が匂っているから、近くに来て鳴いてくれよ」となるのだけれど、已然形なのである。




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