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正しい文章なら、絶対に読んでもらえるか?
みなさん、いらっしゃいませ。
これはとても重要な問いです。
最後まで読んでもらえなければ、あなたの伝えたいことは伝わりません。
前ページで相手に受け取りやすい球を投げましょうと書きました。
実は文章を読むのは、強い動機が必要なんです。
どうしても読みたいと思ってもらえる内容でなければ、
簡単に文章の途中で「はい、さようなら」とされてしまうんです。
書いた人が紙から出てきて、引き留めることなんてできないので、
書いた人の苦労なんてこれっぽっちも気にされないで、
「はい、さようなら」とされてしまいます。
読む人も時間を使って読んでいます。
書く人は、読むのに使う時間よりかなり時間をかけているので、
気が付かないかもしれませんが、読む相手の時間を使っています。
ネットサーフィンをしているときの自分が読み手だと思ってください。
あなたの感じることをそのまま読み手が感じていると思って、
確実に間違いありません。
だから、簡潔に書かないといけません。
書いてある内容に比べて、無駄な言葉が多ければ、
「かったるい、何が言いたいのか一言で言え」と心の中でつぶやかれて、
「はい、さようなら」です。
「内容に対して、必要十分な最小限の文章の量」というものがあるので、
必要最小限の言葉になるように気を付けないといけません。
また、内容が意味不明でも、即「はい、さようなら」とされます。
つまり結論として、途中で「はい、さようなら」をされないように、
最後の句点まで読み手を引き付けておく工夫をしないといけません。
そのためには、
1、書かれている内容が面白い。読む人のためになる。
2、無駄な言葉がなく、すぐにわかる。
ということに、気を付ける必要があります。
1、書かれている内容が面白い。読む人のためになる。と
2、無駄な言葉がなく、すぐにわかる。について、
次のページとその次のページで、説明しましょう。